「PFAS検査」について

 PFASは有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物とポリフルオロアルキル化合物を総称したものです。耐熱や水・油をはじく特性から布製品や食品包装、航空機用の泡消火材、フライパンのコーティングなど幅広く使用されている物質で、近年、水道水や河川水などからの検出事例が報道され、話題を集めています。

 その種類は1万種類以上あるとされますが、中でもPFOSPFOAは人の健康への有害性が指摘され、法律で製造・輸入が禁止されています。現在の水道水では、PFOSPFOAが水質管理上で注意喚起すべき「水質管理目標設定項目」に位置付けられており、PFOS及びPFOAの合算値として50ng/Lの暫定目標値が設定されています(1ng0.000000000001g)。

水質基準の見直しにより、2026年度から「水質基準項目」に格上げになり、水質検査が義務化される見込みです。

検査機器等

高速液体クロマトグラフ質量(LC-MS/MS)

PFOS/PFOA 標準アンプル

検査のお問合せ先

 公益財団法人鳥取県保健事業団では、2024年度から高速液体クロマトグラフ質量分析装置(LC-MS/MS)を使用して、水道水、井戸水、食品用水などのPFOS/PFOA分析を実施しています。 また、食品、排水、汚泥など飲用水以外のPFOS/PFOA分析についても検査の相談、受付を行っていますので、お気軽にお問い合わせください。

※検査費用は別途お問合せ下さい。

お問合せ先

    環境事業部 試験検査課 担当:梶村・髙野   

TEL:0857-30-4859(受付時間:祝日除く月~金 8301730

FAX:0857-23-4862

Mail:t-kankyou01@torihoken.or.jp